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【ドミニオン】サプライから「特定の王国カード」を除外・推奨するアレンジ解説

Tags: ドミニオン, アレンジルール, 王国カード, サプライ, マンネリ解消

いつものサプライに変化を!「王国カード指定除外・推奨」アレンジ解説

ドミニオンを繰り返しプレイしていると、「あのカードがサプライにあるといつも同じ展開になるな」「特定のカードが苦手で、サプライにあると少し憂鬱だな」と感じることはありませんでしょうか。ドミニオンの面白さは毎回変わる10種類の王国カードの組み合わせにありますが、時には特定のカードの存在感が強すぎたり、逆に全く使われないカードがあったりして、サプライの組み合わせが持つ本来の多様性が損なわれてしまうこともあります。

この記事でご紹介するのは、そんな時に役立つ、サプライから特定の王国カードを「意図的に除外する」、または「必ず推奨カードとして含める」というアレンジ方法です。ほんの少しの準備で、いつものドミニオンが新鮮なサプライ構成になり、新しい戦略や意外なカードの活躍を発見できる可能性があります。

アレンジの概要:苦手を除外、試したいを推奨

このアレンジは非常にシンプルです。ゲーム開始前のサプライ決定の段階で、通常のランダムまたは選択による決定方法に加えて、以下のいずれか、あるいは両方のルールを適用します。

これにより、意図的に特定のカードがサプライに登場しないようにしたり、逆に必ず登場するようにしたりすることができます。

詳細解説:具体的な手順

このアレンジの準備は、通常のサプライ準備と並行して行います。

  1. サプライカードの選定方法を決定: 通常通り、ランダムに10枚選ぶ、拡張セットを限定する、プレイヤーが交互に選ぶなど、基本的なサプライ決定方法を決めます。
  2. 【指定除外の場合】除外するカードを決定:
    • ステップ1でサプライを決定するに、今回のプレイから除外したい特定の王国カード(例:「〇〇」と「××」)をプレイヤー全員で話し合い、決定します。
    • これらのカードは、今回のプレイではサプライに含めません。使用する王国カードの山札とは別に置いておきます。
    • 除外した枚数と同じ枚数だけ、追加で王国カードを選び、合計10枚のサプライとするか、あるいは除外した枚数分少ないサプライ(例:2枚除外したら8枚サプライ)でプレイするかを決めます。通常は合計10枚にするために追加で選ぶことが多いでしょう。
  3. 【指定推奨の場合】推奨するカードを決定:
    • ステップ1でサプライを決定するに、今回のプレイで必ずサプライに含めたい特定の王国カード(例:「△△」と「□□」)をプレイヤー全員で話し合い、決定します。
    • これらのカードは、ステップ1で決定するサプライに必ず含めます。
    • 例えば「ランダムに10枚選ぶ」方法と組み合わせる場合、推奨カードをサプライに含めた後、残りの枚数(例:2枚推奨なら残り8枚)をランダムに選びます。
  4. 最終的なサプライを決定: ステップ2または3で決定した除外・推奨カードを踏まえ、ステップ1で決めた方法で最終的な10枚(または決めた枚数)のサプライカードを決定します。
  5. ゲーム開始: 決定したサプライを使用して、通常のドミニオンのルール通りプレイを開始します。

誰がどのカードを除外・推奨するか、どのように合意形成するかは、遊ぶグループやその時の気分で自由に決めることができます。例えば、全員で相談して決める、各プレイヤーが1枚ずつ除外カードを持ち寄る、誰か一人が今回の「サプライマスター」として決定権を持つ、といった方法が考えられます。

プレイへの組み込み方と注意点

想定される面白さの変化

このアレンジを導入することで、以下のような新しい体験が得られる可能性があります。

まとめ

ドミニオンの「王国カード指定除外・推奨」アレンジは、いつものサプライに手軽に変化をもたらし、ゲーム体験を新鮮に保つための有効な方法です。苦手なカードを避ける、特定のカードを試す、意図的にゲームの方向性を定めるなど、目的に合わせて自由に調整できます。

もし、最近ドミニオンのサプライに少しマンネリを感じている、あるいは特定のカードに悩まされているという方がいらっしゃいましたら、ぜひこの簡単なアレンジを試してみてください。きっと、新しいドミニオンの楽しさが見つかるはずです。